「あなたは幼子と乳飲み子たちの口に賛美を用意された・・。」
(マタイ二一:一六)
世は、どの時代でも子供を軽んずる傾向にあります。イエス様の時代も
律法学者や祭司たちは、子供のことは、眼中にはありませんでした。冒頭の
御言葉は、イエス様が、ロバの子の背に乗られて、王として、エルサレムに
入城された時の出来事です。子供達も大人の人々に混じって、イエス様を大
声で賛美したのです。すると、大祭司がイエス様に抗議しました。
大人に対してではなく、子供に対して不満を表したのです。なぜでしょうか
今までこの様なことを、見たことがなく、子供まで巻き込んでいることに
驚いたのです。しかし、イエス様は聖書のことばを引用されて、あなた方が
信じている神が、認めていることを示されたのです。神は子供の心をも導い
ておられるのです。
アメリカのある伝道者が、伝道集会の報告の時、「今日は、二人半の人が
救われました。」と言ったところ、聞いていた人が「大人の人が二人で子供
一人ですね」と応答しました。伝道者はすかさず、「子供が二人で大人が一
人です。これからの可能性は、子供のほうが大きいのです。」と。
イエス様の周りには、常に子供だけではなく、あらゆる人々が集まってき
ました。特に軽んじられていた人々に目をとめられたのです。教会は、同じ
目線をもって、人々を招かなければなりません。